vol.6 あこがれからの始まり-ドライビングを楽しむ(チームDRL) - レーシング用アルミラジエーター | DRL | DAIWA RACING LABO

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Interview

DRL Professional Interview

vol.6 あこがれからの始まり-ドライビングを楽しむ(チームDRL)

interviewee:チームDRLドライバー 山本 一義さん

2022.02.01

(取材日:2021年11月28日 チューニングフェスタ2021 in岡山国際サーキット)

DRLではモータースポーツの可能性を拡げ、イノベーションの原動力となる基礎データを積み重ねるため、 製品を実装したデモカーで、チームDRLとして各種レースに参戦しています。 世界トップレベルの水準を目指して、固定概念や前例にとらわれない自由な発想で本物を生み出す 高品質な製品づくりを行っています。

11月最後の週末に岡山国際サーキットで行われたチューニングフェスタ2021。
降霜の朝から一転、真っ青な空と心地よい日差しのもと、レースに参加するチームの個性的な車両や、
さまざまなチューニングパーツなどを間近に楽しめる1dayイベントが行われました。

イベントレースにはDRLもRX-7(FD)で参戦、マイスターカップ決勝では
最後尾27位からのスタートにもかかわらず8位入賞、タイムアタックレースにも出場いたしました。
チームDRLのドライバーをつとめる山本選手にドライビングにかける思いや、走る楽しみについて
ざっくばらんに語ってもらいました。

インタビューに答える山本ドライバー
ヘルメットを整えて、レースへの気持ちを集中

走り始めた
きっかけはRX-7

さきほどの決勝レースは全7周と短時間の中、
27位スタートからの8位入賞で素晴らしかったですね!

ありがとうございます!
いろんな人がいて、助けてもらって走れるので、感謝しています!

今日はDRLのドライバーとしてドライビングにかける思いや、
走る楽しみについてお話を聞かせてください。

まずはドライバーをはじめたきっかけについて教えてください。
免許はいつ取得されたのですか?

19歳か20歳ですね。
最初は普通免許をとって、そのあとライセンスを取得しました。

そもそも車に興味をもたれたのはいつでしたか?きっかけは何だったのですか?

きっかけは、広島で学生だったときに雑誌を見て、ですね。
中古車雑誌でしたが、かっこいい車があるなと。
それがRX-7です。

なるほど、「これに乗りたい!」というのがきっかけだったのですね。
初めてあこがれのRX-7に乗ったときの気分は?

まだサーキットを走ってなかった頃で、
免許をとって一般道で初めてRX-7に乗りました。
気分的にはもう有頂天(笑)っていうんでしょうか? やっと乗れた!っていう

そこから人生が変わったのですね!
最初にサーキットを走った印象はいかがでしたか?

そうなんですよ!(RX-7で)車が好きになって、
ライセンスを取得したのは岡山を走り始めてからです。
今はないのですが山口の美祢(みね)サーキットで走っていました。
最初にサーキットを走ったときは
もう何がなんだか、サッパリわからず走っていた…という記憶がありますね(笑)

初めてのレースは緊張しますよね。
どんなレースだったのですか?

どう走っていいのかというのが全くわからなかったです。
初めてレースに出たのは、当時通っていたショップさんが主催された走行会です。
仲間もいたし、ショップの相談できる方もいたので楽しかったですね。

レースをともにする相棒のRX-7(FD)

DRLのドライバーとして
レースに臨む気持ち

DRLのドライバーをつとめる中で、
うまくいったなとか、これは楽しいなと思うのはどんな瞬間ですか?

やっぱり、結果が出たときですね。
テストもそうだし、レースもそうだし、
(結果として)自分がイメージした理想通りの走りができたとき!です。

逆にこれは難しかったとか、これから頑張りたい、超えたいと思うところはありますか?

そうですね、頑張りたいことといえば、目標タイムのクリアですね。
実はまだデモカーで、1周あたりの目標タイムを達成できていないんですよ。

走る前の一瞬、集中するとき

走る前に目標タイムを設定されているのですね。

はい、設定しています。
もちろんサーキットによってもラップタイムは違うんですけれども、
ここ(岡山国際サーキット)の目標タイムをまだ達成してないので、チャレンジ中です。

ちなみに目標と今の自己ベストは?

早い人にとっては平凡かもしれないですが1分36秒あたりで走りたいです。
今の自己ベストは1分38秒ですね。
あと2秒が大きいです。1秒が大きいんで。

どこを攻略したら2秒を縮められるのでしょうか?

すべて、ですね(笑)
コーナーとコーナーをつないでいって、それがうまくいけば1周がはやくなる。
そう思っています。

シュミレーションやイメージトレーニングもされますか?

そうですね、するようにしています。
いまはYouTube等もあるので、いろいろ速い人の動画をみたりしながらイメージしています。

どういったところを参考にされていますか?

この人はこういうところで踏んでいるなとか、こういう動きをしているな、とか
じゃあちょっと真似してみようという感じで参考になりますね。

レース前にグローブなど身支度を整える

走るときにはかなりの集中力が必要だと思いますが
集中するためのルーティンなどがあれば教えてください。

特別これというわけではないですが、深呼吸は2回します。
ルーティーンなのかどうかわからないけど、気づいたらやっていますね。
シートに座ってからです。ハンドルを握って、深呼吸を2回して。
自分の中でのリズムがあるのかもしれないですね。

今日は予選レースの1周目でミッションのトラブルがありましたが
気持ちをグッと高めて、よし行こうというときにトラブルなどがあると
なかなか気持ちを立て直すのが難しいかと思いますが、切替はどのように?

僕はあまり気にしてないんで、もう1回頑張るかという感じです。

前向きですね!

そうですね!!

その姿勢が今日の結果にもつながったということですね。
ありがとうございました。

乗り込んで、スタンバイに入る
後半の追い上げでの加速
車体のフロントには歴代の開発プロダクト名が刻まれている
応援に駆け付けた大和ラヂエーターの代表

はにかんだ笑顔で、様々な質問に素直に答えてくださった山本ドライバー。
これからも真っ直ぐで、のびやかな走りを期待しています。
ありがとうございました!

チューニングフェスタ2021

http://okayama-international-circuit.jp/special/tf-2021/