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Innovation
DRLを創る人
vol.2 DRLの製品仕上げ
interviewee:DRL事業部 仕上げ担当 中村 公樹
2021.10.12
2005 年 大和ラヂエーター製作所に入社。溶接仕上げを担当。 DRL では部品の溶接から検圧・寸法チェックまで、1製品ごとに職人が全て手仕上げで行っているため、 大きさや難易度で違いはあるが一日に仕上げられる目安は約2 台程度。
仕上げは一回きりの勝負
集中力が左右する
中村はDRL 製品の美しさを支える溶接仕上げを担当する、熱い眼差しの根っからの職人肌。
「DRL の製品はすべてが溶接仕上げなので、修正がきかないんです。
一か所でも失敗すると使えないものになってしまいます。」
同じ製品でも一台ごとに微妙に状態が違うため、そのわずかな変化を感じ取ることが求められる。
「毎回が一回きりの勝負、集中力をもって取り組んでいます。」
DRLでは漏れない製品という性能面に加えて、外観の美しさも大切な要素。
「どこに出しても大丈夫な自信の持てる仕上がりを目指して、日々改善と研究を積み重ねています。」
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職人魂がつくりだす
美しさへのこだわり
「大切なのは、規則性ですね。一つひとつの部品の向きや位置の揃い方、
溶接の始点や終点をできるだけ目立たない位置にするなど、細やかな工夫を行っています。」
最終の磨きで手垢や油を取り、金属の美しさを際立たせる。
美しい仕上がりへのこだわりは、一般品とは違う大和グループの看板商品だからこそ。
「ご購入いただいたユーザーさんが箱を開けたとき、思わずニヤリとしてもらえるような、
充足感のある仕上がりを目指しています。DRLの製品を取り付けた車がレースで完走し、
結果が出たときは、チームの一員としての一体感を感じる瞬間です。」
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ユーザーからの嬉しい言葉は?
「実際に使っていただくユーザさんから、よく冷えた、長持ちした、仕上がりがきれい等、
製品の良さを実感できたというお言葉をいただくときが一番嬉しいです。
逆にユーザーさんには、自分たちの気づいていないことや改善のタネとして、
ここが悪かったよということなどがあれば、積極的に教えていただきたいと思っています。」
これからチャレンジしたいことは?
「いまの課題は、微妙な手先の感覚を必要とする職人の技術を、次の世代にどのように伝えていくかということ。
人を育て、技術を持つ人材を増やしていけるよう、
後進にもどんどん技術を伝えてゆきたいです。」
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